必ず高反発が腰痛マットレスな訳ではない
高反発マットレスが腰痛に良いと聞いたことがある人も多いではないでしょうか?
これは必ずしも正しい訳ではなく、実際は「自分に合うマットレス」が快適に目覚めることができる寝具です。
そのため、高反発が合わない人だと腰痛が悪化することもあります。
実際、高反発マットレスは腰痛に良いと騙されている人も多く、寝具の口コミでも「高反発なのに悪化をした!」なんてのはたくさん見かけることができます。
たしかに硬めの方がからだに合うことが多いのも事実ですが、全ての人に当てはまる訳ではないのですね。
もちろん寝具の品質の問題の可能性も考えられますが、評判が良いのであれば「自分に合わない」のを選んでいる可能性は高いです。
この記事では「高反発マットレスで腰痛を悪化させない選び方」や「あなたの体型なら高反発と低反発のどちらが良いか」が分かるようになっています。
腰痛に良いマットレスを探している人なら参考になること請負です。
高反発マットレスが腰痛に良い理由
高反発マットレスが腰痛に良いのは寝具には楽な寝姿勢を維持しやすいからです。
自分に合うマットレスとは背中のS字ラインが寝具に接するぐらいの、お尻が少しだけ沈む状態のことです。
寝具が原因の朝の腰痛となってくるのは3つあります。
- 硬すぎる
- 柔らかすぎる
- 寝返りの回数
高反発マットレスは硬めで反発力も強いので、深く沈み込みすぎるのを防いでくれ、体型に合うのだと適度に沈んでくれます。
それに加えて平面に近い状態で寝ている姿勢なので、寝返りがしやすく自然と寝ている間に行われる回数が増える傾向にあります。
寝返りをすることによって重たくて負担がかかりやすい、腰回りを姿勢を変えて集中的に疲れないようにする効果があります。
ようするに高反発マットレスが腰痛に良い理由は適度に沈み、寝返りの回数が増えやすいからなのですね。
体重に合わせた高反発マットレスが腰痛に良い寝具
高反発マットレスは体型に合わせた硬さを選ぶことで、楽な姿勢を維持し寝返りの回数が増えやすいので、腰痛に良い寝具なのですね。
なぜ体型に合わせる必要があるのかと言うと、硬さは様々であるからです。
寝具の硬さはニュートン(N)で表記がされますが、100Nも150Nも200Nも同じ高反発な寝具として売られています。
人それぞれ体型も太っているか痩せているか違えば、男性なのか女性なのか筋肉質なのかでも、体重にも違いがあります。
そのため、寝具にかかる体圧は変わってくるので、同じ硬さでも体型次第で合うか合わないか変わってくるのですね。
高反発だから必ずしも良いのではなく、体重に合わせたのが腰痛に良い寝具なのです。
あなたの体重ならどれぐらいの硬さやそれに合う寝具についてご存知ない方は「おすすめの高反発マットレスランキング」をご覧ください。
高反発マットレスは腰痛が悪化する原因は硬すぎる
高反発マットレスを使っているにも関わらず腰痛が悪化する人もいます。
その原因となるのが寝具の硬さがからだに合っていないことです。
痩せているのに140Nを使っていたり、太っていても250Nを使っていたりなど、体型に合わなくて硬すぎれば、体圧をかかっても全く沈んでくれることはありません。
そのため、腰が浮いた状態となり睡眠中にずっと負担がかかっているので腰痛が悪化をするのですね。
高反発マットレスが腰痛に良いなんて聞いて選ぶと失敗をするのは、自分に合う寝具で大切である硬さの部分が抜けている状態で使っているからです。
ようするに高反発マットレスで腰痛が悪化する原因は硬すぎるからなのですね。
すでに高反発マットレスで腰痛が悪化した人は下記で対策などを解説しているのでご覧ください。
>>>マットレスで腰が浮く時の対策!硬すぎる寝具は腰痛の原因になる
高反発マットレスの選び方
高反発マットレスの選び方で必要なのが自分の体型に合うのを選ぶことです。
その上で朝の腰痛や背中の痛みや肩こりなど、目覚めた時に問題を抱えているのであれば、機能性を考えた寝具を選ぶようにしてください。
- 太っているか痩せているか体型に合わせて選ぶ
- 重たいか軽いか体重に合わせて選ぶ
- 腰痛に良いのを探してる人は体圧分散や耐久性を考慮
あなたがは太っているのかや痩せているのかでも、選んだ方が良い硬さの目安は変わってきます。
体重に合わせて硬さを選ぶことで、楽な姿勢を維持できるように適度にからだが沈み、快適な睡眠を行うことができるようになるのですね。
その上で腰痛に悩まされている人は、体圧分散の効果が高いので腰に負担が集中しないようにし、へたることで悪化させない為にも耐久性の試験が行われてるのを選びましょう。
体重に合わせた硬さを選ぶ
あなたの体重によってはどんな硬さを選ぶと良いかは変わってきます。
背中の反り方などにもよって一概ではないですが、体重別の高反発マットレスの硬さの目安は下記の表をご覧ください。
体重 | 硬さ |
---|---|
45kg〜50kg | 80N〜120N(低反発から高反発) |
50kg〜60kg | 120〜140N(高反発) |
60kg〜70kg | 140N〜170N(高反発) |
80kg〜 | 200N前後(高反発) |
体重だけでなく背中のラインや体型にもよって寝具にかかる体圧や、どのぐらいお尻が沈むと良いのかは変わってくるので、明確にどんな硬さのマットレスを選ぶと良いなどの基準はありません。
但し、沈みこむことが朝の腰痛の原因になりやすいので、硬めを選ぶのを忘れないようにしてください。
高反発マットレスを比較して選ぶ
高反発マットレスと言っても種類は様々です。
ペラペラで数千円の安いのもあれば、機能性を考えて点で支えるプラファイルウレタンの素材が使われて、体圧分散でより楽に寝れるように考えている、腰痛マットレスもあります。
自分に合う硬さの複数の高反発マットレスの中から、どんな素材や種類のを購入するのか選ぶようにしましょう。
但し、比較をする時に必ず口ココミだけを参考にするようなことはしないでください。
どんな寝具でも良い口コミも悪い口コミも両方があり、全ての人に合うようなのはありえません。
高反発マットレスを比較する時は「マットレスの王様」など、寝具の硬さや体型に合わせて見やすく表にしているのを見ると、一覧になっているので選びやすいと思います。
⇒高反発マットレスのおすすめや比較!腰痛に高反発の選び方やデメリット
腰痛マットレスなら体圧分散や耐久性
腰痛に良いマットレスを探している人は体圧分散や耐久性などの、機能面が優れた寝具を選ぶようにしましょう。
硬さはからだに合っていても、安い寝具だと使ってすぐに復元がしなくなり、からだの形が残ってしまったり、へたりで沈み込むようになることもあります。
また、できるだけ「点で支えるプロファイルウレタン」の素材が使われていたりなど、体圧分散を高めるように作られているのを選ぶようにしてください。
安いマットレスは数千円で購入できるのもありますが、数年単位で使うものなので、こういった機能面を考慮して作られている、4万円ぐらいから8万円ぐらいのを使うようにしましょう。
個人的には高いのは高反発と低反発が組み合わさったり、確かに寝心地も良かったりしますが、そこまで求めていないのなら4万円ぐらいのを選べば良いと思います。
高反発と低反発の違い
高反発と低反発では大きな違いが5つあります。
素材などの細かい部分はあるものの、使用した時に関わってくるのは「硬さ・耐久性・寝姿勢・寝心地・通気性」の5つです。
低反発の特徴
- 柔らかい
- 耐久性が低い
- 沈み込みやすい
- 寝心地が良い
- 通気性が悪い
低反発はからだが沈みやすく柔らかいので、寝心地が良いのが特徴ですが、深く沈むようになり腰痛に悩まされやすいです。
高反発の特徴
- 硬い
- 耐久性が長い
- 沈み込みにくい
- 寝心地が悪い
- 通気性が良い
高反発は硬めで楽な寝姿勢を維持できるものの、慣れるまでは寝心地が悪いと感じる人が多いです。
ニトリやイトーヨーカドーなど寝具屋で試しに寝たりしても寝具は失敗することが多いですが、必ずしも短時間の寝心地とからだに合うかは別の問題でもあるからです。
高反発は硬いので使ったことがない人は寝心地が悪いと感じやすいですが、実際は沈みこまずに楽な姿勢を朝まで維持できて、からだに合う人はたくさんいるのですね。
高反発と低反発は違いが5つもあり、特徴は正反対の寝具でもあるので、好みで選ぶと失敗がしやすく、からだに合うのはどちらかで選んだ方が良いのですね。
低反発マットレスは沈むので腰痛になりやすい
低反発マットレスは手で押しただでけ沈んだりと、柔らかいので寝心地は良いですが、腰痛になりやすいです。
そのため、短時間寝るのであれば私も低反発は好きなのですが、好みで選ぶと失敗しやすいです。
- 復元しなくてからだの形がマットレスに残る
- 深く沈むので朝の腰痛になる
- 疲れが取れない
- 耐久性が悪い
使っていく内に復元しなくなってもくるので、長く使い続けることができなくてコスパが悪いです。
私が初めて朝に腰痛に悩まされるようになったのも、低反発マットレスを使うようになってからであり、それからいくつかの寝具を試すようになったきっかけでもあります。
痩せている人や子供だと高反発では腰が浮いて腰痛に悩まされるので、低反発で沈んでくれるのを選ぶのはおすすめできます。
高反発マットレスの寝心地は慣れるまでは硬い
普通や低反発から高反発マットレスをはじめて使ってみると、寝心地は慣れるまでは硬いと感じるはずです。
特に低反発だともともと柔らかい設計になっているので、硬さの変化が大きくなります。
そのため、最初は寝づらいと感じたり、自分に合っていないのではと思ったりしやすいです。
高反発マットレスは慣れるまでに数週間から1ヶ月ぐらいはかかると思っておくようにしましょう。
自分に合う硬さであれば、だんだんと慣れてくると、朝には疲れがすっきりと取れて、快適に起きることができるようになります。
まとめ
寝具に寝ている時は体圧がかかります。
体重の重みがマットレスにかかるので、少し硬めを選んでも全く沈まないようなことはありません。
そのため、硬さのある高反発を使うようになって、朝が快適になったり、からだに合う人がたくさんいるのですね。
今までにどんな寝具を使っていても、快適な朝を迎えられ、しっかりと腰痛が取れるような人なら、好みで選べば良いとは思います。
しかし、できるだけからだに合う硬さを選んだ方が疲れは取れますし、敷布団やマットレスの寝具は体重で選ぶようにしましょう。